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2014年11月30日日曜日

認知症の克服をめざして 今あなたにできること

2014年11月29日(土)

市民公開講座
     「認知症の克服をめざして 今あなたにできること」
日時  11月24日(月) 午後1時30分~3時
場所  メルパルク広島
講師  広島大学大学院・脳神経内科学教授・松本昌泰氏

◆認知症とは?
  1)正常に発達した認知機能が、
  2)長期に持続的に低下し、
  3)記憶障害を含む複数の認知機能障害をきたし、
  4)社会的または職業上の障害が生じ、
  以前の機能水準から明らかに低下した状態。
◆認知症と加齢に伴う認知機能低下(もの忘れ)との違い
  ・認知症      : 日常生活に支障あり
  ・加齢に伴うもの  : 日常生活にほぼ支障なし
   ※認知症の初期(前段階)の記憶障害と加齢による記憶障害
     との区別は必ずしも容易ではない場合がある。
◆認知症は「脳疾患」のひとつです
  「単なる物忘れ」と「認知症のもの忘れ」の主な違い
            単なるもの忘れ      認知症のもの忘れ
 ・記憶  ・どこに置いたか忘れる     ・自分がどこかに置いた
                            事を忘れる
       ・食事の内容を忘れる      ・食べたことを忘れる
 ・見当識  ・人の名前が出てこない     ・人の顔を忘れてしまう
       ・場所はわかる            ・場所がわからない
       ・月日はわかる            ・月日がわからない
 ・判断力  ・判断はできる           ・判断ができない
  計算  ・計算はできる           ・計算ができない
◆認知症
 ・慢性あるいは進行性の脳疾患による、記憶、思考、見当識、
   理解、計算、言語、判断などの高次機能障害からなる症候群
 ・高齢者では全体の3-8%の有病率
 ・多くがアルツハイマー型認知症、次いで脳血管障害、
   変性疾患としてはレビー小体型認知症も多い。
◆アルツハイマー病疾患への対応
  ・アルツハイマー病においても早期診断、早期治療が重要。
◆脳血管性認知症
  心血管系危険因子
  ・高血圧          脳
  ・糖尿病       ⇒  卒  ⇒ 血管性認知症
  ・脂質異常症       中
     ↓ ↓
  ⇒ ⇒ 発症 ⇒ ⇒  進行 ⇒ アルツハイマー型認知症
◆講座に出席して考えた事
  ・認知症は脳卒中などからなることもある。
   対応 ⇒ 健康的な生活習慣、運動、バランスの良い食事
       ⇒ もしも発作が起こったら 
       ⇒ 救急車を速く呼んで病院に行く事
  ・アルツハイマーも早く病院に行く必要が有ると感じました。
◆資料の中に
  もしかして認知症?と思ったら、どこに相談すればよいか
 医療の相談
  ・かかりつけ医
  ・認知症サポート医
  ・認知症疾患医療センター
  ・精神科、神経内科のある総合病院 など
 介護の相談
  ・地域包括支援センター
  ・各市町の認知症対策担当課
  ・認知症の人と家族の会 広島県支部
  ・認知症疾患医療センター など

※講座に出席して頂いた資料より抜粋させていただきました。

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